バブルの絶頂期に購入した自宅、借り換えを行うなどしながら何とか、月額支払いを押さえてきた。確かに今の支払金額ならたいした負担でもない、一括して返済する事も可能な状況となったが、購入時に支払った金額と、今の売却額を考えると売却または賃貸として手放す気持ちになりつつある。 ただ、自宅を購入した時期がたまたま私の世代の自宅購入時期に合致していただけで、転売などしてお金を儲ける気持ちも無かった。家族4人、息子と娘、思春期になる前に子供の部屋を別にしたい、夫婦のくつろげる部屋。妻も私も読書が好きで三千札以上の蔵書、本を置くためのスペース。子供部屋が2室、夫婦共用の寝室が1室、誰にも迷惑をかけずにパソコンや読書をするための部屋1室、合計4LDKが自宅購入の条件となった。何回も物件を見て回り、今の自宅に決めた。4LDK、子供が小中高と歩いて行けること、また下の娘が喘息があり、緊急病院まで歩いて行けることも絶対条件の一つだった。以上の条件をクリアーする物件となるとある程度、市街地で坪単価も高くなる。年収の4倍から5倍の範囲内で見つけて自宅だった。 子供も成長し、いつの間にか大学院まで行き専門職に着いた、また娘は総合職の仕事と家事をこなしながら結婚した。子供2人とも自分の夢を叶えつつある。この自宅に戻ることはあり得ない。また、私の母親が独りで暮らす実家の管理までまかせられているのが現状だ。 自宅の処分も検討しつつ賃貸で貸すことも考えている、母親も高齢となり、実家に戻る必要も出てきた、自宅を売却するか賃貸にするか悩んでいる。 自宅の不思議な所だが、賃貸から自分の家に引っ越すと、自宅に関しては何をしても良い。子供の背丈を柱に刻むことにも躊躇は無い、好きなだけ暴れて、部屋に落書きをしようが何一つ、苦情も言わずに子育てを楽しんだ、売却するにしろ賃貸にするにしろ、この家の中には思い出が詰まりすぎている。現在、単身赴任中、賃貸がベストなのだが思い出が多すぎるのが唯一の問題か。